都市の中にある「農園」には、農を通じて様々な人が関わり合うことで、多世代や異分野交流、シニア層の生きがい等、多くの効果を生み出し、地域活性化につながる可能性があります。
私たち(一社)小金井市観光まちおこし協会は、こうした農園のモデルとして東京都が整備した「わくわく都民農園小金井」の運営を行っています。そ こでは、5種類の農園、食と農のイベント、地域農産物の販売等の多様な事業展開によって、様々な対象者や目的に応じた体験・交流ができます。
今後同様の取組を都内各地に波及させるため、令和6年度から、農園の整備・運営に興味のある自治体・民間事業者の相談窓口を開設し、個別課題に応じたアドバイザー派遣を行っています。
地域を盛り上げるために「農園」づくりにチャレンジしませんか。ご興味がある方はお気軽にお問い合わせください。
1.事業内容と支援プラン
「生産緑地を活用した体験農園等普及事業」は、生産緑地の貸借制度を活用して、令和4年に開設された「わくわく都民農園小金井」(詳細は『2.「わくわく都民農園小金井」とは』を参照してください)をモデルとして、同様の取組を他の自治体や民間事業者に波及させることを目的とした事業であり、令和6年4月から実施しています。
本事業では、農園整備・運営、農園を使った地域交流等に興味のある自治体や民間事業者向けに①相談窓口の設置、②興味喚起・醸成のためのDM等によるアプローチ、③個別課題に対応した普及事業アドバイザー派遣を実施することで、農園の開設準備から農園運営までをサポートします。
普及事業アドバイザーが課題別に農園設置・運営について直接アドバイスします。体験農園を始めたいが「誰と相談すればいいか」、「手続きはどうしたらいいのか」、「運営に必要な体制は」といったお悩みについて、実際の農園運営で培ったノウハウを基に相談者の皆さんと一緒になって対応策を考えます。
◎補助対象者
生産緑地の貸借制度により借り入れた都内農地を活用し、都市農地保全と「農」を通じた多世代交流・地域交流の活性化を併せて進める体験農園等の整備・運営を行おうとする個人事業主並びに法人及び地方自治体
◎補助対象
・整備に関する費用 工事費、農業機械 等
・運営に関する費用 農園管理に係る人件費、生産緑地賃借料 等
◎補助率及び上限額
・整備に関する費用 補助率:1/2以内 補助上限額:1,000万円
・運営に関する費用 補助率:1年目…2/3以内 補助上限額:1年目…1,000万円
2年目…1/2以内 2年目… 750万円
3年目…1/3以内 3年目… 500万円
◎受付窓口
東京都産業労働局農林水産部農業振興課
農園等普及事業リーフレットはこちらからご覧ください。
体験農園等普及事業のよくある質問はこちらからご覧ください。
東京都は、生産緑地の貸借制度を活用し整備した「セミナー農園」(「わくわく都民農園小金井」)、買取申出のあった生産緑地を都が買い取り整備した「インキュベーション農園」により、生産緑地の活用モデルを示す取組を実施しています。
都市農業・農地に関する資料(農林水産省)はこちらからご覧ください。
- 都市農業について 都市農業をおこなうには
- 市民農園(体験農園)について 都市農業の振興・市民農園について
- 都市農地の貸借について 都市農地の貸借がしやすくなります
2.「わくわく都民農園小金井」とは
「わくわく都民農園小金井」は、東京都が都市農地の保全と超高齢化社会に向けた高齢者の活躍と地域の多世代交流を進めることができる地域モデルの確立を目指して整備し、一般社団法人小金井市観光まちおこし協会が運営する農園です。2022年3月に開園し、東京都、小金井市、農地所有者、小金井市観光まちおこし協会の4者で協定を締結し、生産緑地の貸借制度を活用したモデル事業として事業展開しています。
3. 運営事業者の紹介
一般社団法人 小金井市観光まちおこし協会は、小金井市の観光振興を図り、文化の向上と産業の発展に寄与することを目的として、平成28年(2016年)4月1日に設立されました。
主な事業としては、小金井桜まつり(3月または4月)、小金井の四季の観光写真コンクール(7月)、こがねい産業祭り(11月)などを開催する「イベント事業」、市民レポーターによる四季折々の観光情報や市内イベント等の「情報受発信事業」、まちなか観光案内人による案内事業やまち歩きマップ等の作製、こきんちゃんグッズ等の販売を実施する「観光案内事業」を実施しています。また、市民、団体、企業のマッチングを図り、市内の賑わいづくりを推進する「まちおこし事業」も実施しています。
4. お問い合わせ・アクセス
農園の運営・サービスに関して、ご不明な点等ございました ら、いつでもお気軽にお問合せください。
【問合せ担当者】 千葉