
⑴ シニア農園
シニア農園は、50歳以上のシニア層を対象にセミナー形式による野菜栽培の知識・技術の習得が目的の農園で、利用者とまちおこし協会の間で、区画(20㎡ 2m×10m)の貸借契約(1年契約 2回まで更新可)を締結しています。セミナー受講で栽培品目、施肥の時期や方法、農薬に関する知識を学び、自分で栽培管理が可能になることを目指しています。

利用者は、50歳以上の東京都民が対象で、定員は50人(50区画)です。利用料は、55,000円/年で講習料、種苗・肥料・農薬代、農具使用料を含んでいます。
講習は、年間22回(水曜日・土曜日に同じ講習を実施するため延べでは44回)実施し、講師は地元の若手農家にお願いしています。

利用者の地域別内訳をみると、小金井市内が30名、市外20名(区部12名)となっており、遠いところでは江戸川区や板橋区から通ってくる方がいます。中央線のアクセスの良さが主な要因だと考えられますが、都市農地の活用という観点では、大きなヒントになりそうな気がします。

利用契約終了後のステップが重要となりますが、まちおこし協会では利用者の皆さんに①市民農園の利用、②援農ボランティア、③就農の3パターンを基にした具体策の提示が今後の課題としています。