「生産緑地を活用した体験農園等普及事業」での支援により、2024年度、都市農地保全と「農」を通じた多世代交流・地域交流の活性化を併せて進める体験農園等の整備・運営が行われた農園をご紹介します。

第一号となったのは、日野市にある「南平市民農園」。
既存の市民農園の区画貸しエリアに交流機能を付加し、市民同士が交流によって栽培知識、農具、農作業等様々なものをシェアすることで若い世代や初心者も、気軽に参加できる新しいタイプの農園開設をはじめています。
できる限り利用者の主体的な関わりによる農園運営を目指し、準備期間として令和6年度ワークショップを開催しながら市民の声を聞き入れていくとともに、開設後の運営を担う人づくり・意識醸成を図られています。
南平市民農園は土質が悪いことも課題とされており、交流区画スペースを利用するメンバーで協力し合い、有機栽培等を試しながら土壌改良を行なっていこうとたい肥づくりスペースを設けられている点も特徴的です。
若い層の方や初心者の方の入り口になりそうな交流区画スペース。人と関わりを持ちながらコミュニティーを育み、自分たちが手をかけ場所を育てていくことで、暮らしている土地への愛着も育っていきそうです。
どのように場所や関わる方々が変化していくのか、今後も過程を追いかけさせていただきたいと思っています。
【概要】
農園名:南平市民農園
運営主体:日野市
場所:日野市南平2-68-2
農園の種類:交流型市民農園
Webサイト:
https://www.city.hino.lg.jp/sangyo/nogyo/nouen/1024242.html (農園地図)
https://www.city.hino.lg.jp/sangyo/nogyo/nouen/1028013.html (ワークショップの様子)








