生産緑地を活用した体験農園等普及事業

農園見学「華農園」

当協会は、都市農地保全、多世代・地域交流を目的とした農地活用のモデルとして「わくわく都民農園小金井」を運営しています。「わくわく都民農園小金井」の運営と、さらに東京都より委託を受けている「体験農園等普及事業」「修了生人材活用事業」という2つの事業をよりよく進めていくために、たくさんの学びをいただきに、様々な農家さんのもとを訪れる機会をいただいています。見学に行かせていただいた農園さんのご紹介とお話の一部をご紹介します。

今回の見学先は、小平市にある「華農園」さん

東京都小平市で体験農園を運営している「小平市農業体験ファーム 華農園」さん
今回は、農園主の小山義彬さんに畑を案内していただきました。

どんな農園?

華農園さんは、2026年に18年目を迎える体験農園です。農園主の小山さんは、元々小平にある花農家さん。代を引き継ぎ、体験農園を始められ、花農家であることから、名前を「華農園」とされたそうです。

1区画24平米、全部合わせると84区画あると教えてくださいました。ビニールハウスにテーブルや椅子が並んでいて、ホワイトボードには共有したい情報も掲示されています。講習日は、年に23,4回。基本は、第一と第三土曜日の午前中に実施されるとのことです。桜もある公園も隣接していて、日当たりも良く、畑作業の後にのんびり過ごすのにも気持ちよさそうな場所です。

お話の一部をご紹介

「仲間ができるってたいせつ」
仕事をリタイアしてしばらくすると、仕事仲間とも連絡を取らなくなったりする、ずっと働いてきた方は暮らしている街で関係性を築いていなかったりする。そんなときに仲間ができるきっかけになるのが体験農園だと思いますと、小山さんは話します。
農作業だけではなくて話すことも楽しみにきているひともいるからそんな気持ちを大切にしたいという思いから、作業をした方がいるときにビニールハウスでお茶とお茶菓子を振る舞うこともあるそうです。誰かに会いたい日に行く場所があるって素敵なことですよね。

「交流会イベントの開催!」
利用者さん向けの交流イベントを幾つも開催されているのも、華農園さんの特徴的なお話でした。6月には収穫祭と共にホタル観賞の会。12月にはお餅つき。そのほかに、希望者向けに大根の漬け物をつくる講習等も実施されているそうです。
体験農園で育てた野菜を、みんなでおかずづくりをして食べられる等、利用者のみんなで一緒につくり上げる形で運営されているようです。まさに、収穫を祝い喜び合う時間になっているのだろうなと感じました。

「協働区画」
体験農園の多くは、3月頃から次の1月ぐらいで1年として野菜を育てるスケジュールを立てられているところが多いため、春にできる野菜や季節を越える野菜を区画に入れづらいことがあります。そんな野菜も育てられるように、また、皆勤賞の方への賞として協働区画では葱などを育てられているそうです。


小山さんの体験農園運営は、一貫して、コミュニケーションを大事にしている思いが伝わります。「体験農園等普及事業」では、交流を育む体験農園の普及を目指していますが、まさにこんな体験農園が生まれていくといいなとお手本にしたくなるような活動が、華農園の活動の中にはたくさんありました。

小平市農業体験ファーム 華農園
住所:東京都小平市小川西町5-43
運営種類:体験農園
HP:https://www.city.kodaira.tokyo.jp/kurashi/027/027026.html
訪問日:2025年12月17日

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